近年、古着屋を取り巻く市場環境は大きく変わりつつあります。特に「原価高」や「供給不足」といった課題に直面する事業者も多く、古着卸の仕入れ単価上昇に悩む声を頻繁に耳にします。
そんな中で、いま注目を集めているのが小物卸との掛け合わせです。
古着屋に迫る「原価高」と「供給不足」の現実

コロナ以降の円安や物流コストの上昇により、海外からの古着卸価格は年々上がっています。
ベール仕入れも1袋あたりの価格が上昇し、「粗利が取りにくい」「仕入れても思うように回転しない」といった声も増加。
さらに、人気ブランドやトレンド古着は供給不足になりがちで、常に安定した入荷ルートを持たないと継続的な売上は難しい状況です。
アメリカ古着屋が直面する現実:原価高・供給不足・差別化の限界とは?
ここ数年、古着市場は再注目されています。特に「アメリカ古着」を扱う古着屋は、Z世代やY2Kブームの追い風もあり一時的に集客が急増しました。しかし、2024年以降、経営者たちの本音は楽観的とは言えません。
原価高の深刻化:もう「安く仕入れて高く売る」時代ではない
かつてはベールで10万円台だったアメリカ古着の業務用仕入れも、現在では20〜30万円が当たり前。円安や物流費高騰に加え、国内外で古着の需要が高まり、「レアアイテム」は価格高騰・枯渇状態にあります。
卸業者も供給を絞る傾向にあり、状態が良くて売れる古着はプロ同士での争奪戦。個人や小規模店舗は、ベールの中から売れる服を拾う”ギャンブル仕入れ”になっているのが実態です。
供給不足で回転率が悪化
仕入れが不安定になると、当然ながら店舗の商品回転率が落ちます。
「売れるアイテムが入ってこない」「ラックの鮮度が落ちる」→ 結果としてリピーターも減る。
その結果、固定費(家賃・人件費)に対して売上がついてこない月が続き、赤字転落や閉店も増えてきました。
差別化が困難になってきた「アメカジ被り問題」
特に都市部では、どの店舗も同じようなアメカジ(そつないレギュラー古着)を並べている現状が顕著です。
「Instagramを見ても似たようなコーデばかり」
「価格競争で疲弊する」
という声が若手オーナーから多く聞こえてきます。
差別化のためにY2Kやヨーロッパ古着、ストリート系に手を出すも、仕入れの難易度と販促スキルが求められ、結果的に“浅く広く”になりがちです。
小物卸を掛け合わせることで「安定」と「粗利率向上」を実現

こうした背景を受けて、指輪やバングルなどのアクセサリーを「仕入れ原価が安く」「粗利率が高い」アイテムとして併売する古着屋が急増しています。
小物卸のメリット
- **粗利率60〜70%**を確保できる価格設計
- トレンドに左右されにくく、継続販売が可能
- 店内の雰囲気をアップし、滞在時間が長くなる
- 「ついで買い」を促し、1人あたりの購入単価が上がる
特にステンレス製のヴィンテージ風リングやバングルなどは、古着との相性も抜群。
1点あたり仕入れ原価800-1000円前後で、販売価格を2500〜3000に設定することで、商品ごとの粗利率も安定します。
「アソート」なら手間なく導入可能

多くの小物卸業者では、デザインやサイズをランダムに詰め合わせたアソート注文にも対応しており、「セレクトに自信がない」「売れ筋が分からない」という古着屋オーナーにも導入しやすい仕組みとなっています。
古着屋の未来は「ミックススタイル」にある

古着だけに依存するのではなく、小物卸との組み合わせにより、店舗の世界観を守りながらも収益性の高いビジネスモデルが構築できます。
まとめ|「古着 × 小物卸」で安定経営へ
- 古着屋の課題:原価高・供給不足
- 解決のカギ:アクセサリーなど小物卸の導入
- 得られる効果:粗利率の向上・売上の安定・店舗演出の強化
古着屋の原価構造を見直し、安定した運営と粗利率の改善を目指すなら、今こそ「小物卸」との組み合わせが効果的です。

